パンを作った流れでピザを焼いてみたんだけど,珪藻土レンガでIoTピザ窯みたいなワードを思い出したので似たようなのを作った.ついでにブログに書いてしまえと思ったので材料と作り方を書いていく.
※感電や火災等の危険があるので真似する人は自分の責任でやってね☆ミ
元ネタと参考にしたリンク
- IoTピザ窯、または巨大災害レジリエンスで娘に怒られたこと - Qiita
- 珪藻土ピザ石窯DELiveを作ろう - Togetter
- Raspberry PiでMAX31855を使って熱電対でデータ取得 - Qiita
材料
窯
制御
- 熱電対
- 計測モジュールと合わせて窯の温度を計測する
- 計測モジュール
- 熱電対と合わせて窯の温度を計測する
- SSR
- ヒーターの電源を制御する
- ファン
- SSRの放熱に使う
- ヒートシンク
- SSRの放熱に使う
- Raspberry Pi 3 Model B+
- 以前買って余っていたのでラズパイを使っているがオーバースペックなので好きなのを使えばいいと思う
その他
- 回路を組むのに必要なもの
- 付録を参照
- メタルラックの棚板
- 土台として使う
- ホムセンで買った牛革の手袋
- 500度のレンガをつかめるなら何でもいい
- 鍋つかみとかふきんでも問題なくつかめたけどいつか滑りそうだなと思ったので買った
作り方
窯
レンガの加工
ヒーターと熱電対を通すための溝を掘る. こんな感じに通す こっちは熱電対用
組み方
1段目
下に写っているのがメタルラックの棚板
2段目
ヒーターと熱電対,ピザを焼く網も置く ヒーターはこんな感じ
3段目
開閉用のレンガも置く.これを動かしてピザを出し入れする. レンガだけで天井を組めるように3段目の左右のレンガは内側にずらしている
4段目
ヒーターを抑えるレンガ(奥の1つ)と蓋用のレンガ(手前の2つ)を置く 前から見るとこんな感じ 後ろはこう
制御
配線
各自いい感じにやってください.
ラズパイのピンは以下のように使っている.(名称とピン番号はここから)
用途 | 名称(ピン番号) |
---|---|
MAX31855/Vin | 3V3 power (1) |
MAX31855/GND | Ground (20) |
MAX31855/DO | GPIO 9 (MISO) (21) |
MAX31855/CS | GPIO 5 (29) |
MAX31855/CLK | GPIO 11 (SCLK) (23) |
SSR/Vin | GPIO 2 (SDA) (3) |
SSR/GND | Ground (6) |
ファン/Vin | 5V power (2) |
ファン/GND | Ground (9) |
プログラム
温度計測は3つ目の参考リンクにズバリ書いてあったのでそのまま使った🙏
電源制御はこんな感じ.
import RPi.GPIO as GPIO import sys import time GPIO.setmode(GPIO.BCM) HEATER_PIN = 2 GPIO.setup(HEATER_PIN, GPIO.OUT) def cleanup(): print("cleaning up") GPIO.cleanup() def on(): print("heater: on") GPIO.output(HEATER_PIN, 1) def off(): print("heater: off") GPIO.output(HEATER_PIN, 0) b = True try: while True: if b: off() else: on() time.sleep(2) b = not b except KeyboardInterrupt: cleanup() sys.exit(0)
今の所500度まで熱して1分焼くだけなので温度管理は人力でやっている.
感想
ピザ窯作るよりピザ生地作るほうが難しい.あと一人で食べるために1時間かけて予熱するのも虚しいので人が集まれるようになったらピザパしたい.せっかく分解して運搬できるので.
電源制御はしていないと言ったが,実は計測モジュールがたまにエラーを吐いて落ちてしまうので,できていないと言ったほうが正しい.まともな電源を買うと直ったという記述を見かけたのでいつか買う.
付録
今回秋月で買ったものはこちら.使わなかったものもあるので各自判断してくれ.